帯状疱疹を治した件1

私は、昔から、夏前になると帯状疱疹が出ることが多かった。

最初は、初めての一人暮らしの夏前、6月頃に体中に帯状疱疹が出た。とんでもない痒みを伴った。

しかし当時は帯状疱疹のことは知らず、てっきり虫刺されだと勘違いしていた。古い和風の部屋だったため、夏になると出る虫に刺されたのだと思い、部屋の掃除を徹底したり薬を塗ったりした。

そうしているうちに、だんだんと虫刺されのようなかゆみと皮膚のただれは収まっていった。

しかし、そこまでのかゆみはないものの、秋にも冬にも、同じような症状はたまに出ていた。

それから、確か26才くらいの時に、それまで経験してたことのない化粧品かぶれで顔がただれたこと続いた。

数年間に渡って、化粧水や乳液といった化粧品の殆どでかぶれてしまう症状に悩まされた。これも2,3年ほどで収まっていった。

この時には皮膚科でステロイドを処方してもらった。ステロイドを塗ると信じられないほど肌がつるつるになった。

自然派化粧品を探してはかぶれて、ステロイドで治し、また他の化粧品を試してはかぶれてを繰り返し、最後には何もつけないことが一番肌にいいのだという結論になった。

かぶれるのは化粧品が合わないからだと思いこんでいたが、今思えば、原因は別のところにあったと思う。

帯状疱疹に戻ると、ほぼ毎年6月ごろにひどくなって出ていた帯状疱疹だったが、ヨガやエネルギワークをするようになって帯状疱疹は収まっていた。年に1回か2回、今度はなぜか冬場、ごく軽く出るだけだった。

ここ10年ほどは忘れてもいた。

さて、今年の5月ごろに、私は久しぶりに帯状疱疹になった。

それは興味深いできごとだった。

それの出来事とは、ある日男性の上司に服装についてちょっとした注意を受けたことが始まりだった。

それは、『OLというのは、ストッキングを普通は履くもので、パンプスに白い靴下は変だよね。』という内容だった。

私は、それを聞きながら、これって若干のセクハラ・パワハラだよなあ、しかも私、OLじゃないし・・・と思いつつ、実は自分でも、パンプスに白靴下はダサいとは思ってはいた。

その時の上司の言い方は、世間話の中で、別に違反してるわけじゃないから今まで言わなかったけどね・・・的な感じだった。

それで私は、ストッキングは苦手だから、足先とかかとだけのパンプス用の靴下を履くことにした。それならダサくはないし。

そんな経緯があって、パンプス用靴下を履くようになったのだが、しばらくしたある日、上司が私の足元を見て白い靴下を履いていないことに気がついた。

が、特に何も言うことはなかった。上司も、変えろという意味で言ったわけではなかったから、別に気にもしていなかったのかもしれないな。などと思っていた。

しかし、その日、私は家に帰って愕然とすることとなる。

その靴下はズレ防止のため内側にビニールテープのようなものが付いているのだが、そのビニールテープに沿って、私の足には帯状疱疹がびっしりと出来ていたのだ。

朝にはなかったものが、一日にして出来てしまっていた。

・・・・・・。

この頃には、それは虫刺されではなく帯状疱疹だということは分かっていた。

これって何が起きたのだろう?

私は上司が嫌いなのか?

確かに、ちょっと気持ち悪いことは気持ち悪いとは思った。男性上司のセクハラ的な発言とも取れるから。

でも、上司のことはそんなに嫌いなわけでもないし、仕事上以外の嫌なことを言われたことはない。

で、それからは以前のようにふつうの靴下を履いたり、パンプス用の靴下を履いたりしていた。

上司とは職場の場所が違うため毎日顔を合わせるわけではなかったが、いつやってくるのかは当日にならないと分からなかった。

ところがだんだんと、パンプス用の靴下を履いた日にその上司と会うと、帯状疱疹が悪化することも分かってきた。

どうやら私は自分が思うのとは別に、この上司のことが嫌いなんだなと自覚してきた。

しかし、何がそんなに嫌いなんだろう?

帯状疱疹が出てしまうってよっぽどだよな。

それがわからないまま、しばらくして私は会社を退職することになった。それは帯状疱疹とは関係ない理由で。

で、送別会ではないが、机の近かった同僚二人がちょっとしたご飯会をしてくれた。

その時になってやっと帯状疱疹の謎が解けたのだ。

なんと上司は、社内に付き合っている人が発覚しているだけで2人いるとのことだった。上司は奥さんもお子さんもいる。同僚たちが話すには、バレていない人は他にもいるはずとのことだった。

しかも、社屋内でそういった行為をしており、それが見つかってしまっているということだった。つまり少なくとも2度見つかっているのだ。

気持ち悪さの原因はこれだったか。

・・・・・

辞めることにして心から良かったと思うと同時に、身体は本当に正直だと感心した。

靴下の件以外でも気持ち悪さを感じることは、あったはあった。

が、他に仕事以外の何かを言われたこともなかったし、シンパシーを感じる部分もあり、楽な上司ではあるので、全体的には良い人だと思っていた。

しかし、身体の声は、思考の分析に勝る、潜在意識の声なのだ。

当然のことだが、辞めるとともに帯状疱疹は全くでなくなった。

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